20代後半の女性、本業はSEです。副業としてWEBライターをおよそ3〜4年続けています。
こちらの記事では、そんな私がなぜ副業としてWEBライターを始めたのか、現在に至るまでの体験談ややりがいについてご紹介していきます。
また、副業にWEBライターを選ぶメリットや、注意するべきポイントについても体験を元にお話していきます。
これから副業としてWEBライターを始めたいと思っている方にとって、こちらの体験談が有用なものになれば幸いです。
副業WEBライターを始めたキッカケ
そもそも、なぜ私が副業としてWEBライターを始めたのかについて、体験談をお話していきます。
緊急事態宣言の影響や上司の変化で残業が大幅減少
私が副業としてWEBライターを始めた最大のきっかけはコロナの流行に伴い、緊急事態宣言が発令されたことです。それを機に、本業の仕事が驚く程減ってしまいました。
昔は仕事もそれなりにあり、忙しい時期は21時〜22時まで残業するような生活でしたが、それが一変してしまったのです。残業禁止令が部署内で出されて、給料は手取りだけになりました。
更に、私の上司が変わったのです。私はその上司ととにかく相性が良くありませんでした。私は仕事で凡ミスが多いために、過度な叱責を受け続けました。
自信を喪失するだけではなく、やりたかったプログラミングの仕事も貰えなくなってしまったのです。そんな日々が続いていく内に、私の中で少しずつ怒りが蓄積していきました。
「なぜ私がこんな理不尽な仕打ちをされないといけないのか?」そして、私は思いつきました。
自分に合った副業探しを始める
「会社で評価されないなら、仕事以外で認められてお金を稼いでやる!」それを機に、私は副業を探し始めました。
副業探しの際の条件は以下の3つです。
・個人事業主としてできる仕事
・頑張ればある程度利益を出せる
・場所を問わずにスマホでもできる
実は、初めにUberEatsの宅配員をやっていたのですがあまり儲からなかったために辞めてしまっていたのです。
そこで、今度は全く違う何かに挑戦したいと思っていました。
そうして、おすすめの副業を探している中で、私はWEBライターを始めるきっかけになった出会いを果たしました。
クラウドワークスとの出会い
それがクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」との出会いでした。
クラウドソーシングサイトとは、クライアント(依頼者)がユーザーに様々な仕事をお願いするためのサービスになります。
効率良く仕事を見つけられるだけでなく、企業側も人件費を抑えて依頼ができたり、自社で人員を投入して作業をする手間を省ける点がメリットです。
このクラウドソーシングサイトで多く募集されている仕事の一つが、WEBライターの仕事です。サイトを見てみれば、1文字で0.5円や高いものだと2円、3円になる仕事もあると分かりました。
文章を書く事や調べ物に苦手意識がなかったこともあって、私はクラウドワークスを使ってWEBライターの副業を始めることにしたのです。
副業でWEBライターを始めて、売上が安定するまでの体験談
次に、私が副業としてWEBライターの活動を始めてから、初めての案件を経験し、売上が安定するまでの体験談をお話ししようと思います。
最初の案件を獲得した時の話
早速私はWEBライターとしての副業の案件探しを始めました。そこで第一の関門が立ちはだかったのです。
クラウドワークスで募集しているWEBライター案件の多くは、文字単価が0.1円以下と極めて安いものばかりでした。
疑問に感じた私は、インターネットで調べてみると、「0.1円などの文字単価が安い案件に騙されてはいけない」という記事を見つけました。
確かに実積がない内は、WEBライターの副業で高単価の仕事を獲得するのは難しいです。
しかし、安く買い叩かれるのは嫌だった私は、「文字単価0.5円以上の案件を狙う」という案件選びの基準を設けました。
そして初めて受けた仕事が、文字単価0.5円の個人運営のブログ記事の執筆でした。
初めて納品した記事は「よく書けている」とお褒めの言葉を頂きました。
相手は緩い印象の方で、記事を納品する際にも「本当にこれでいいのかな?」と不安半分、褒められた喜び半分だったことは今でもよく覚えています。
案件を増やしすぎて、キャンセルやミスを連発してしまう
案件をこなせるようになってきて、調子に乗った私はどんどん量を増やしていきました。
しかし、それがトラブルを招く原因になってしまったのです。 本業が繁忙期に入ってしまい、案件が手につかなくなってしまいました。
必死に仕上げて納品するものの誤字脱字が多く、クライアントに「しっかり確認して下さい」などの厳しい言葉を浴びせられました。
結局、本業のスケジュールを見直して素直に「忙しくて間に合わないのでキャンセルさせて下さい」といくつかの案件を放棄しました。
このような事態におちいらないように、皆さんも気をつけて下さいね。
スキルもついていき、高単価の案件が継続で得られるように
それからは、ペースが掴めてきたことに加えて、SEOライティングのテクニックや、読みやすい文章の書き方が身に着いてきなこともあり、単価の高い案件が貰えるようになり始めました。
週1回など継続での仕事も増えていき、副業のWEBライターとして、利益は着実に増え始めたのです。
WEBライターの副業を続けて4年、現在の収入
WEBライターの副業を始めて4年、現在の売り上げは毎月5〜7万円程度です。頑張れば月10万を超える時もあります。
案件の文字単価も殆どが1円以上になり、安定した利益を出せるようになりました。
社会人が副業としてWEBライターを選ぶメリット
私が思う、副業にWEBライターを選ぶメリットは以下の3つです。
自分の仕事に合わせて案件量を調整しやすい
体験談では失敗についてお話しましたが、WEBライターの仕事は自分の余裕に合わせて副業の量を調整しやすい点がメリットです。
例えば、残業がなくて暇な時に案件を増やして収入アップを狙えますし、本業が忙しい時は案件を最低限に抑えられます。
また、副業でいくら稼ぎたいという目標に合わせて仕事量を決めることもできます。
会社にバレにくい、バレない
WEBライターの仕事は本名で行なわなくてもいいため、会社にバレにくいです。万が一クラウドワークスで自分の会社が募集を行なっていたとしても、ブロックすれば自衛可能です。
また、納品時はデータやWordPressへの直接記事作成など、手書きの文字を見せることもないためバレる可能性は非常に低いです。
そのため、以降で紹介する気をつけたいポイントさえしっかり押さえるようにすれば、会社に疑われたとしても誤魔化せます。
スキルアップやリサーチ力の向上に繋がる
WEBライターにとって重要なものは、情報を効率よく集めてまとめていくスキルになります。
副業WEBライターの仕事を通じて、自然と効率の良い情報収集能力や、短的かつ分かりやすい文章を書くスキルを習得可能です。
このようなノウハウは本業や日常生活でも確実に使えるため、損をしない点はメリットと言えます。
WEBライターのやりがい
私の感じるWEBライターのやりがいは以下の3つです。
案件の文字単価が上がっていくこと
最も嬉しいのは案件の文字単価が増えていくことです。文字単価が上がれば上がるほど、利益もその分増加します。
また、文字単価の高い案件を貰えるということは、スキルや実績を認められていると考えられるため、金額の良い仕事をもらえるようになった時はやりがいを感じます。
複数のサイトを利用するのがコツ
案件の文字単価を上げていきたい、と思っている方には以下のようなサイトを活用するのがおすすめです。
・lancers
・ココナラ
上記のサイトはクラウドワークスと同じ、WEBライターの副業案件を見つけられるクラウドソーシングサービスになります。条件の良い案件を見つけるために、複数のサイトを活用してみて下さい。
ライティングの効率が良くなったと感じた時
WEBライターを続けていると、情報収集効率も上がり、記事を書くスピードも上がっていきます。
その結果、1日に納品できる記事が増えたり、スピーディな取引が可能です。商用フリー画像なども、よく使うものをいくつか手元に置いておくだけで、探す手間が省けます。
このような試行錯誤を経て、短時間で質の高い記事が納品できた時は嬉しいです。
新しいことを沢山知れること
情報収集や記事の執筆を通じて、知らなかった知識を習得できる点もやりがいです。
日常生活であまり接点はないけれど、いざという時に知っておくと役にたつ知識を得られるため、困った時に助けになります。
特に私が知れてよかったと思っていることは、相続や借金に関することや、転職関連の情報です。
仕事をしながら、有益な知識を得られたり好奇心を刺激される点はWEBライターを副業に選んだからこそ感じられているやりがいになります。
副業としてWEBライターをする上で気を付けていること
副業でWEBライターをしていくにあたって、注意している点についてご紹介していきます。
職場の副業に関する規定を確認する
WEBライターに限りませんが、副業を始める前には絶対に会社のルールを確認しましょう。
副業に関する規定は会社ごとに異なっているため、注意が必要です。
本業に影響を及ぼさないから可能、申請が必要、基本的に禁止…など副業に関する決まりは会社によるため、規約のドキュメント等で確認するようにしましょう。
規定で副業が認められていない場合
副業をしたいけれど本業の会社で禁止されている場合もあります。結論としては、よっぽどのことがなければバレません。
私の体験談なのですが、確定申告をしたら「副業がバレる可能性がある」という噂を聞いて、税務所や市役所に確認の電話をしたことがあります。
その時に、市役所の担当の方から「税金の控除やふるさと納税、副業以外の収入などで所得税が変わる人もいる。そもそも所得税の通知はシールされてハガキで来るので、金額で疑われた時点で個人情報を勝手に見てることになる。個人情報の観点で問題ですよ」と言われました。
そのため、実際に副業をしていることがバレなければ、会社に疑われることは殆どありません。安心してWEBライターの副業ができますよ。
会社のパソコンなどは絶対に使わない
仕事がなくて退屈になってしまう時は誰しもあると思いますが、そんな時に会社のパソコンで副業をするのは危険です。
最近の会社のパソコンには、「監視ツール」がインストールされていることも多く、見ているサイトの記録や作業の様子をバレないように見ることが可能です。
また、周囲の人に話しかけられたタイミングなどで見られてこっそりと上司に伝えられてしまい、バレてしまう…という場合もあります。
そのため、会社のパソコンやスマホなどを使ってWEBライターの調べ物をしたり、副業に関するやりとりを行うのは避けましょう。大問題になる恐れがあります。
相手と揉めた時の適切な対処法を理解しておく
WEBライターの副業では、様々なトラブルに見舞われることがあります。
一例として、以下の通りです。
・納品物の持ち逃げ
・提示した条件と異なる作業を要求してくる
・不快になる、上から目線な態度
このようなお客さんに対して、感情的になってはいけません。持ち逃げに対してはクラウドソーシングサイトに仲介してもらったり、必要に応じ依頼者に直接連絡するのがおすすめです。
想定外の作業内容を指示された場合は、作業の負担に応じて追加報酬を要求しましょう。
相手の態度に問題がある場合は、報酬を買ったら、すぐに以降の取り引きを辞めて通報した後、低い評価をつけてブロックしましょう。
トラブルを持ち込む相手とやり取りをするのは、時間の無駄ですし、ストレスも溜まります。そのため、適切な対応を心がけましょう。
自身のWEBライターとしての目標
WEBライターとしての今後の目標は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、高単価の案件を継続的に得られるようにすることです。現在は1円以上の案件を貰えても、何回か取引をしたら関係が切れてしまう事も多いです。そのため、文字単価1.5円程度の仕事を継続的に貰えるクライアントさんを何人か持てればいいなと思っています。
次にクライアントさんとの関係を構築するためのふるまいや気遣いに力を入れていくことが2つ目の目標です。良いWEBライターだと思ってもらうためにも、クライアントへの配慮を怠らないよう心がけています。
また、納品した記事にプラスのコメントを頂けた際に「継続してのお取り引きも可能ですよ」「お仕事がある際には気軽にメッセージを下さい」といったことを伝えています。
気楽に依頼できる相手であるという印象を抱いてもらえるように、継続していきたいです。
WEBライターを目指す人へひとこと!
WEBライター歴4年の体験談は参考になりましたか。実際、私自身もWEBライターとして仕事を引き受けていく中で様々なことを学べました。
初めは案件探しにも苦戦したり、失敗もありましたが、今となっては5万円以上もの安定した利益を出せるようになりました。
文章を書くのが好きな人や、コツコツ副業を続けていきたい人にはおすすめです。
ぜひとも、一緒に頑張っていきましょう。